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特別記念講演会 レビュー
第45回 応用科学学会 特別記念講演会
2008年12月18日(木)
東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室
【特別講演】
「カリフォルニア大学に於けるメカトロシステム研究」
富塚 誠義教授
【基調講演】
「電子回路の人間による設計と計算機による設計」
藤井 信生教授
「電子回路と計測制御技術」
小林 春夫教授
「電子回路と高度交通システムと人間社会」
水井 潔教授
【パネルディスカッション】
「今後の科学技術の発展と人間くささ」
【併設展示会】
参加企業:
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
株式会社計測技術研究所
株式会社エヌエフ回路設計ブロック
▲ 藤井会長ご挨拶
▲ 富塚教授 特別講演
【パネルディスカッション】
「今後の科学技術の発展と人間くささ」
パネリスト
:富塚 誠義教授、藤井 信生教授、小林 春夫教授、水井 潔教授
司会
:高橋 常夫(応用科学学会副会長)
特別講演、基調講演の4名の教授をパネリストに「科学技術の今後の「発展と人間くささ」をテーマに討論が行われました。
「人間くささ」とは何だろう。
今後の科学技術の発展という壮大なテーマとの組み合わせで討論が展開されました。
「制御工学は人間くささがある、人間くささを利用して人間の限界ではできない部分を理論や計算が助けている。」と富塚教授。
会場からは、「工学は人間と整合の取れる理論であるべき」「人間は必ず誤りを犯す。誤りを犯すのが人間で、それを機械が補完している」「技術に人柄が表れる。技術が美しい、人間らしいというのはどういうことか。技術と人間が共存すると、時代時代で人間らしさも技術とともに変化していく。」など、技術と人間の関係についての活発な意見を頂戴しました。
「科学技術が発展すればするほど、人間くささから離れていく。しかし、いくら科学技術が進んでも、ピカソやゴッホは出てこない。感性を大事にする科学技術、温かみのある科学技術とはいったいどういうものだろう。科学技術の発展ばかりに目を向けず、人間に適した科学技術は考えられないであろうか。」(藤井教授)
「電子回路には色々なアプローチがあり、自分の個性を出してひとつの回路にたどり着く。いろいろな可能性に対して、それぞれの研究者が別のアプローチをする。そこに人間くささを感じる。」(小林教授)
「科学技術には、人間くささを意識して発展する分野と切り離して発展させるべき分野がある。人間の誤りを機械が補完することで科学技術は発展するが、人間が使いこなして、逆に機械を補完することも重要である。」(水井教授)
「工学、サイエンスが人間をより豊かなものにしてくれる。メカトロもロボットも生産性向上をモチベーションに発展してきたが、これからの研究は、我々の生活と密着し、より安心で快適にすることが求められる。」(富塚教授)
「科学がいかに進歩しようとも、人間が介在する限り、人間の感性、人間くささがある。だからこそ、技術は美しい。人間が感性として感じる美しさを大切にしていきたい。」(藤井教授)
「人間くささ」をテーマに、技術がどうあるべきか、我々はどう考えていくべきか、応用科学学会における「科学技術の発展と人間くささ」の議論は、これからも続きます。
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