電子回路応用専門委員会主催講演会(25/9/12)
応用科学学会電子回路応用専門委員会では以下の通り、千葉工業大学の酒見悠介氏を講師としてお招きし、講演会を実施致します。
会員外の方も無料で聴講できますので、会員の方のみならず、周辺の方にもお声がけ頂ければ幸いです。
日 時:2025年9月12日 (金) 15時~17時
場 所:東京理科大学 森戸記念館 1階第2フォーラム (東京都新宿区神楽坂4-2-2)
講 師:千葉工業大学 酒見悠介 氏
講演題目:超低消費電力AIハードウェアのためのアナログインメモリ計算回路の研究動向
概 要:
アナログインメモリ計算(analog in-memory computing: AIMC)回路は、メモリセル内でアナログ演算を行うことで、従来のプロセッサとメモリの間のデータ移動を最小化し、AI推論を超低消費電力で実行できる。
しかし、AIMC回路は、アナログ回路による演算を行う新しい計算パラダイムであるため、デバイスレベル、回路レベル、アーキテクチャレベルにおいて発展途上にある。
本講演では、まずAIMCの基本的な原理を解説する。そして、アナログ特性に起因する非理想的特性の対処法について、回路実装とアルゴリズムの両面から解説していく。